結果発表
たくさんのご応募ありがとうございました。
全応募作品9,499点の中から入選作品の16作品を選定しました。
<審査員>
東京工芸大学 写真学科 上田 耕一郎 教授
東京工芸大学 写真学科 大和田 良 准教授
東京工芸大学 写真学科 カワノミオ 助教
たくさんのご応募ありがとうございました。
全応募作品9,499点の中から入選作品の16作品を選定しました。
<審査員>
東京工芸大学 写真学科 上田 耕一郎 教授
東京工芸大学 写真学科 大和田 良 准教授
東京工芸大学 写真学科 カワノミオ 助教
岡畑 早織
審査員コメント
夕暮れの棚田の絶景を見事に捉えた作品です。刻一刻と夕日が沈む中での棚田のグラデーション、雲の動き、海の静かなざわめきが美しく調和しています。よく見ると画面左下に人の姿が写っています。親子でしょうか、このワンポイントがこの写真の味わいをより深いものとしています。
上田 耕一郎 教授
原田 早紀
審査員コメント
二人の柔らかな表情から、穏やかな春の空気感が良く伝わってきます。花曇を感じさせる薄い光も非常に効果的で、春という季節の美しさや喜びが描かれているように思います。桜のトンネルを抜けた先へ共に歩む、被写体と撮影者の関係が表された豊かな物語を含む一枚として、高く評価しました。
大和田 良 准教授
尾崎 和己
審査員コメント
夕暮れ時に光り輝く自然界の生き物たち、そしてこの物語の主人公となる小狐。一枚の中に壮大なストーリーが込められています。色調の要素がシンプルであるが故に、写真そのものが散漫になり過ぎず、逆光と乱反射を活かした、美しくまとまりのある一枚になっています。
カワノミオ 助教
伊勢 忠史
審査員コメント
柔らかな静けさに満ちた、非常に静謐な一枚です。水面の微かな揺れをロングシャッターで捉えたことにより、微細な動きを画面に生み、変わらないようでいて確かに過ぎ去っていく時の流れも感じさせます。様々な条件が重なり合った、無二の瞬間を確かに選び取った風景写真として評価できるのではないでしょうか。
大和田 良 准教授
畔原 実
審査員コメント
夕暮れの暖かな光に包まれた人物のシルエットが印象的です。横顔の造形や農具を引く身体の輪郭も美しく再現されており、立体感が感じられます。望遠レンズの狭い画角を用いて余分な情報を省き、シンプルな画面構成にしたことで、水面の細かな質感も強調されています。
大和田 良 准教授
泉 雅夫
審査員コメント
手綱潜りの瞬間を、見事な流し撮りで撮影した一枚です。駈馬を捉えるための場所、タイミング、シャッター速度や技法全ての選択において高い技量と経験が感じられます。古くから伝わる文化を次代に伝える、重要な記録として機能する資料であり、また躍動感を表す優れた写真表現でもあります。
大和田 良 准教授
津島 裕子
審査員コメント
少し冷たさを感じる色調でありながらも、春の訪れを知らせてくれる作品です。濃い緑の背景に黄色の被写体、曲線が印象的な枝と丸い水滴と直線的なからだ。シンプルな構図の中に見どころがたくさんありつつも、作者の高い技術力と素晴らしい表現力により、生まれたてのカマキリたちの生命力を強く感じます。
カワノミオ 助教
大下 彩友美
審査員コメント
可愛らしい素敵な一枚です。女の子と桜という二つの要素が見事に共存しており、力のある作品です。額に流れている数本の髪の毛が、動きをだしていて効果的です。桜の種類がソメイヨシノではなく寒緋桜というところも、九州・沖縄エリアならではなのではないでしょうか。
カワノミオ 助教
山下 朋恵
審査員コメント
麗らかな春の日差し、暖かい風に吹かれて、気持ちよさそうなふたりの表情が清々しく、春の心地良さを絶妙に表現しています。効果的な被写界深度を選択した背景の桜のボケ味と、澄み切った青い空が、主役の子どもたちの存在を引き立たせています。
上田 耕一郎 教授
小林 眞佐子
審査員コメント
麗らかで暖かな春の光が感じられる作品です。それぞれの表情も自然で、その地域の雰囲気や周辺の音までが想像できそうな一枚だと思います。澄んだ空気を描く鮮やかな青空や、遠景の微細な描写も心地よく、四隅にいたるまで無駄なく画面が構成されています。その土地の記録として、今後も末長く続けてほしい取り組みです。
大和田 良 准教授
後藤 実
審査員コメント
静けさの中に、生命の動きや流れが見える一枚です。シンプルな構図でありながらも、風による一瞬のタイミングは逃さず撮影し、画面の中の色味の構成も、綿毛が効果的に見えるように考えられており、空間の豊かさが感じられます。ピントが飛び立ったばかりの一本にあっているところもポイントになっています。
カワノミオ 助教
審査員コメント
美しく咲いた菜の花畑の真ん中に「どこでもドア」が! 覗いているのは麦わら帽子にオーバーオール姿の可愛らしい女の子。ユーモアたっぷりで見る人の気持ちを暖かくしてくれます。ドアに浮かぶ影の形が女の子に呼応していて、計算し尽くされた写真に仕上がっています。
上田 耕一郎 教授
審査員コメント
桜並木が手前から奥へと続いていて、桜の奥行きと同じ方向に向かって小道と雲が流れて行くような放射線構図をとることで、写真全体に動きが見えてきます。画面の半分以上を桜が占め、放射状の先の一点が真ん中でないことがこの写真の成功ポイントです。春の印象がたっぷりと感じられます。
上田 耕一郎 教授
審査員コメント
都会の中で感じられる春、見上げたアングルに安らぎを感じる一枚です。手前のぼかした桜の配置・分量もバランスが良く構成されていて、「花びら越しのてっぺん」も作者の素敵なセンスを感じます。
カワノミオ 助教
コメント :京都・藤森神社で毎年5月5日の藤森祭(深草祭)に駈馬神事として奉納されています。
また、昭和58年より京都市登録「無形民俗財」に指定されています。
現在は、1200年前の古来より伝わる伝統行事を、藤森神社・藤森神社駈馬保存会・藤森神社駈馬実行委員会・藤森神社氏子により継続公開保存されています。
コメント :カマキリの赤ちゃんです。雨の日の庭で草の蔓を行ったり来たりしながらまるで小さなアドベンチャーのようでした。とても動きがすばやいので、ぶらさないようにピントに気を付けて撮影しました。
コメント :一歳の時に2人とも千葉から福岡に転勤できて偶然出会った2人。
その2人がまさかまだ福岡にいて無事に一年生を迎えることができるとは思いもしませんでした。
母たちは成長した2人の姿にジーンときました。